略歴
1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受け、2011年、三代家元を継承。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、日本−スイス 国交樹立150周年記念式典をはじめ、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当。東京2020オリンピック聖火リレーでは、京都府の最終ランナーを務めた。2024年、文部科学大臣より地方教育行政功労者表彰を受賞。主著に『いけばな』(新潮新書)。
華道「未生流笹岡」家元。京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。京都市の「DO YOU KYOTO?」大使として環境破壊防止を呼びかけている。
ウェブマガジン ほんのひととき【笹岡隆甫 花の道しるべ from 京都】、ウェブマガジン きものと【未生流笹岡家元に学ぶ、華やぎあるくらし】を連載中。
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役職
プロフィール
華道「未生流笹岡」家元。京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。
1974年京都生まれ。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受ける。1985年祇園祭長刀鉾稚児。1997年京都大学工学部建築学科卒業。1999年京都大学大学院修士課程修了。2000年京都大学大学院博士後期課程を中退し、華道に専念。2011年三代家元を継承。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、京都府−ジョクジャカルタ特別区 友好提携25周年記念式典、日本−スイス 国交樹立150周年記念式典、京都市−フィレンツェ市 姉妹都市提携50周年記念式典など、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。能、歌舞伎、日本舞踊、オペラ、プロジェクションマッピングなど異分野とのコラボレーションにも積極的に取り組み、伝統文化の新たな境地を開拓している。2016年5月には、志摩観光ホテルで開催された「G7伊勢志摩サミット」において、会議室・待合・ロビー等の装花を担当、“伊勢「花」名所図会”と名付けた10作品を各国首脳に披露した。同年10月には、東京五輪に向けた文化プログラムのキックオフとして開催された「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」にも関わり、京都では、ロームシアター京都でのオープニングアクトの映像作品に参画。東京では、初日のアフターパーティーにあたる六本木ヒルズ52Fでの「Culture Vision Tokyo」において、teamLab、名和晃平氏、蜷川実花氏、ライゾマティクスといったトップクリエイターと共に、空間演出を担当。2018年10月、東京五輪に向けた機運醸成試行プロジェクト「岡崎明治酒場」に参画、平安神宮にて花と能のインスタレーションを披露した。2019年9月、日本初開催のICOM(国際博物館会議)に際し、現代アートの展覧会「時を超える:美の基準」を二条城に誘致。レセプションでは、現代美術家 白石由子氏とのコラボレーションによるいけばなパフォーマンスで、各国からのゲストをもてなした。2021年5月、東京2020オリンピック聖火リレーでは、京都府の最終ランナーを務めた。2024年10月、文部科学大臣より地方教育行政功労者表彰を受賞。
展示会や誌面にて、カルティエ、GUCCI、フランクミュラー、ボッテガヴェネタ、デルヴォー、LEXUS、アストンマーティン、BMW、資生堂、ランコム、初音ミクなど様々なジャンルとのコラボレーションを展開。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)をはじめとした人気TV番組でも、スタジオ飾花や華道指導を手掛ける。『課外授業ようこそ先輩』『美の壺』『デザイン トークス+』(いずれもNHK)等には講師として出演、『平成教育委員会』(フジテレビ系)では最優秀生徒賞に輝く。「家庭画報」「婦人画報」「GQ」「Discover Japan」にも度々登場。建築や庭園との共通点を挙げながら、いけばなのデザイン論およびその背景にある哲学を、分かりやすい言葉で解説する。
2009年、池坊専好(池坊次期家元)、千宗左(表千家家元)、千宗屋(武者小路千家家元後嗣)、藪内紹智(藪内流家元)各氏ら、伝統の若き継承者たちと「DO YOU KYOTO? ネットワーク」を立ち上げ、環境破壊防止を呼びかけている。2013年、ベスト・プラウド・ファーザー賞 in 関西(学術・文化部門)受賞。
著書に『美的生活のヒント』(2007年、マガジンハウス)、『百花の教え』(2010年、ぶんか社)、『いけばな』(2011年、新潮新書)。