未生流笹岡 京都支部展
と き | 2018年10月7日(日)10:00~16:00 |
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ところ | 青蓮院門跡(京都) |
いけばなの黎明期を支えた由緒ある寺院と、時を経て洗練されたいけばなが、今、再び出会う。
<と き> 2018年10月7日(日) 10:00~16:00
<と こ ろ> 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
<主 催> 未生流笹岡 京都支部
<入 場 料> 観覧無料(案内ハガキをお持ちでない場合は、拝観料が必要)
東山粟田口に位置し、樹齢数百年の楠に風格が漂う青蓮院門跡。古くより皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院であり、粟田御所とも呼ばれます。16世紀前半には、時の門主尊鎮(そんちん)法親王が、頻繁に茶会や花会を催し茶の湯やたて花を庇護しました。いけばなの黎明期を支えた由緒ある寺院です。文化の香り漂う古建築と、時を経て洗練されたいけばなの再会にご期待下さい。
※ 出瓶者数は182名、作品数は143点です。
※ 門葉(もんよう)・関係者など約1500名が来場予定。
● 未生流笹岡(みしょうりゅうささおか)
初心者にもわかりやすい体系的な教授方法で「理論派」と呼ばれる。大正8年(1919)、笹岡竹甫(ちくほ)により創流。当時、西洋の園芸植物を用いた「盛花(もりばな)」が台頭しつつあったが、未生流の高弟であった竹甫は、それまでの盛花には充分に古典の技法が活かされていないと考え、未生流の特色である鱗形(直角二等辺三角形)を踏襲した笹岡式盛花を編み出し、一派を立てた。
二代家元、笹岡勲甫(くんぽ)の編み出した、流花「かきつばた」の技は広く全国に知られる。2011年、笹岡隆甫(りゅうほ、1974年9月21日生まれ)が三代家元を継承。
来年2019年、創流100周年を迎える。今回の京都支部展はそのプレイベントにあたる。なお、10月26日(金)17時~23時には、創流100周年記念事業の一環として、『 岡崎明治酒場 ~王朝の夕べ~ 』(入場無料)を開催予定。
※ 岡崎明治酒場とは
オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査 文化を通じた機運醸成試行プロジェクト。
明治150年を祝い、文化施設の集積する京都・岡崎エリアを一夜限定で明治に時代変身させ、伝統・アートを遊ぶお祭り。ゲストはお酒を片手に各所をめぐり、主客の交流から未来の伝統・アートを生み出していく。
未生流笹岡は、創流100周年記念事業の一環として、岡崎明治酒場に全面協力。
※ 『 岡崎明治酒場 ~王朝の夕べ~ 』
午後6時半、平安神宮の応天門で、家元が高さ3mの迎え花をいけあげる。
応天門から本殿に向かう白砂の空間には、樂焼の大作花器4点が浮かび上がり、宮廷文化「蹴鞠」をテーマとした花と能のインスタレーションを披露(午後7時、8時半の2回公演)。
岡崎公園「花酒場」(平安神宮応天門前仮設テント)では、未生流笹岡の師範代がゲストを迎えて日本酒を酌み交わし、京都モダンテラスを明治の社交場「鹿鳴館」をテーマにしたいけばな作品で彩る。
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